西洋美術史シリーズの第4回です。今回は、印象派から近代美術までの流れを解説します。
「壁紙の方がマシだ」と言われた印象派/産業革命が起きて、人々の生活がガラリと変わった時代/新たな階級「ブルジョアジー」が芸術家のクライアントになる/アカデミー公認の展覧会、サロン/サロンに認められなかった印象派の作家
印象派の父、エドゥアール・マネはちょっと天然キャラだった?/いかがわしいと思われた「草上の昼食」/裸を描くためには言い訳が必要だった/オランピアで再び炎上/娼婦を強く連想させてしまいスキャンダルになる/意に反して叩かれて、マネ傷心
国際交流が盛んになり、日本の浮世絵がヨーロッパに到着/日本の美術が西洋の作家を魅了した/日本的な平面的で強い輪郭線の絵画が描かれる/日本風の西洋絵画「ジャポニスム」
マネの周りに作家が集まりだす/ドガ・モネ・ルノワール、そうそうたるカフェ友たち/神話ではなく、目の前の現実を描く/自身の印象や感覚を重視して描く/固有色ではなく、目で見えた色で描く/視覚の仕組みを利用して色をつくった筆触分割/思い出を描いたようなおぼろげな絵
サロンから落選した人が集まって展覧会を開いた/印象派の由来になったモネの「印象・日の出」/当時の「印象」は未完成品という意味だった/アメリカで先に人気が出た/ヨーロッパへの憧れが印象派の評価につながった/第二次大戦後、アメリカが経済的に発展/アメリカ美術が盛り上がっていく
写真技術が登場して、絵を描く技術の価値が変わった/芸術家は何を描くべきか?/問われたアートの存在意義
■今回紹介した作品はこちら
・草上の昼食(エドゥアール・マネ)
・オランピア(エドゥアール・マネ)
・笛を吹く少年(エドゥアール・マネ)
・緑の踊り子(エドガー・ドガ)
・散歩、日傘をさす女(クロード・モネ)
・ムーラン・ド・ラ・ギャレット(ピエール=オーギュスト・ルノワール)
・印象・日の出(クロード・モネ)
■参考文献
・世界のビジネスエリートが身につける教養 西洋美術史(ダイヤモンド社・木村泰司著)
・木村泰司の西洋美術史(学研プラス・木村泰司著)
・図説 名画の歴史―鑑賞と理解完全ガイド(河出書房新社・西岡文彦著)
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