オーギュスト・ロダン編の第5回目はロダンの工房に集った彫刻家を紹介します。
50人以上の職人を抱えた工房/生涯で20ヶ所以上のアトリエを抱えた/最終的に豪邸がアトリエになった
ロダンと並び「近代彫刻の巨匠」と評されたアントワーヌ・ブールデル/無骨で簡略化されたフォルムが特徴/躍動感と力強さを感じさせる「弓をひくヘラクレス」/教育者として、後進の指導にもあたった
ロダンのミューズ、カミーユ・クローデル/裕福な家に生まれ、幼少期から制作に勤しむ/気が強く、造形の才能に恵まれた/19歳でロダンの教えを受ける/ロダンの工房でも重要な箇所を任されていた/公私にわたって刺激を与え合った師弟/内縁の妻と離れられないロダンと破局/ロダンの影響から離れようとするが、次第に精神は不安定になる/「分別盛り」や「ワルツ」など高い造形力・表現力がうかがえる作品/精神に異常をきたし、精神病院に入院させられてしまう/入院生活は30年になった
ロダンの影響を嫌い、2ヶ月でアトリエを離れたコンスタンティン・ブランクーシ/大樹の陰では何も育たない/抽象表現に入る前の胸像「プライド」/プリミティブな表現が可愛い「接吻」/普遍的な美しさを持つ「空間の鳥」/ロダンとはまた違った形で、フォルムと量感による表現を突き詰めようとした作家/引力が強すぎたロダンは良くも悪くも巨星だった
次回は最終回。晩年のロダンと日本への影響を紹介します。
【参考図書】
ロダン事典(淡交社)フランスロダン美術館監修
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