1923年9月16日に起こった憲兵隊による無政府主義者の◯害事件。関東大震災の2週間後、甘粕大尉らが率いる憲兵隊がそれぞれが無政府主義者で内縁関係なあった大杉栄と伊藤野枝を連行し◯害した事件。またたまたま居合わせた大杉の6歳の甥を◯害した。この事件は憲兵隊の司令による命令があったのでは?と憶測を呼んだが、軍法会議では甘粕大尉は上官らの関与を否定し自らが罪を背負い懲役10年の刑となった。その後甘粕は恩赦で刑期が短縮され、フランス、満洲へ渡り、満州映画協会の理事長を務め終戦時に自◯した。また大杉栄は当時では考えられない一夫多妻的な関係を伊藤野枝を含む3人の女性と築き、その事で嫉妬した女性の左から首を刺され重傷を負わされている。