エピソードは、ビットコインが歴史的な最高値(All-Time High)を更新し、1BTCが1700万円(約11万7000ドル)を突破した興奮から始まります。この価格上昇は、国や中央銀行が法定通貨を無限に供給し続ける限り、希少なビットコインの価値が上がるのは「当たり前」の現象であると解説。一度この上昇トレンドに入ると、ダムが決壊したかのようにATHを更新し続ける傾向があり、この勢いはしばらく続くだろうと予測されました。
徹底解説!MSTR三兄弟 (STRK, STRF, STRD) とその評価法 📊
今回のメイントピックは、Strategy社が発行する証券、配信者命名「MSTR三兄弟」です。特に、配信者が設計したポートフォリオ(SBF)にも組み込んでいる**STRK (ストライク)**に焦点が当てられました。このユニークな金融商品はAIを用いて設計されたと言われ、「8ドルの固定配当」という債券的性質と、「MSTR株価が$1000を超えるとアップサイドに参加できる」という株式オプション的性質を併せ持ちます。
配信者は、兄弟証券である**STRF (ストライフ)とSTRD (ストライド)**との比較を通じて、その特性を明らかにします。STRFとSTRDは転換権がなく、ほぼ純粋な債券として機能し、その価格は主に金利と連動します。この性質を利用し、配信者は市場で取引されているSTRFの価格から市場が求める利回り(インプライド・イールド)を逆算。その利回りを使い、STRKの「債券部分」の理論価格を算出しました。そして、STRKの市場価格からその債券部分の価格を差し引くことで、市場が評価している「オプション部分」の価値(約24.6ドル)を導き出すという、具体的で詳細な分析手法を披露しました。
なぜ今テスラなのか?EVを超えたAIロボット企業への変貌 🤖
テスラへの強気な見解が、より具体的な根拠とともに語られました。もはやテスラはEV(電気自動車)メーカーではなく、その時価総額は将来のリアルワールドAIと**人型ロボット(Optimus)への期待によって支えられるべきだと断言。テスラの車にGrok (AI)**が搭載されるニュースに触れ、頻繁なOTA(Over-The-Air)アップデートによって車が常に進化し続けるソフトウェア製品である点を強調しました。
さらに、自動運転をカメラ映像のみで実現するアプローチや、オーナーが自分の車を無人タクシーとして貸し出せる**「ロボタクシー・ネットワーク」**構想は、UBERなどの既存サービスを一気にスケールで凌駕する可能性を秘めていると解説。EV、エネルギー貯蔵、AI、ロボット開発の全てが一気通貫で繋がっている点がテスラの最大の強みだとします。しかし、この壮大な未来を実現するためのテスラの血の滲むような努力と比較して、ビットコインは何の労力もなく価値を増していく(法定通貨が価値を失うため)という対比を示し、ビットコイン投資の持つ根本的な優位性を浮き彫りにしました。
個人の自由と選択:海外移住、仕事、結婚を巡る哲学 🧠
リスナーからの質問に答える形で、人生の選択に関する深い哲学が語られました。
AIが創る未来:豊かさと格差、そしてビットコインの希少性 🌐
AIと人型ロボットが完全に普及した未来についても言及。労働が不要になり、人類全体としては物質的に豊かになる一方で、その富はごく一部の層に極端に集中すると予測。99.9%の人々は、AIが個別に最適化した娯楽(マトリックスのような世界)を与えられて満足し、格差にすら気づかない世界が訪れる可能性を示唆しました。このような世界では、神戸牛やギリシャ旅行といった物理的に希少な実物資産の価値が極限まで高まります。そして、その究極の希少資産こそが、2100万枚しか存在しないビットコインであると結論づけました。
このエピソードで話した主なトピック
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