avatar

#11-1 【古代ギリシアからルネサンスまで】アートってどう見ればいいの? 鑑賞に役立つ西洋美術史

アートのミーム
アートのミーム
Episode • Jun 5, 2023 • 31m

アートは「感性」で見るもの、と思い込んでいませんか? 実は、感性だけでは作品を深く理解することはできません。

作品にアプローチするためには「知識」が必要です。作品の主題や歴史的・文化的な背景を知ると、どのように作品が生まれてきたのかがわかり、表現されているものが読み解きやすくなります。こうした美術作品を読み解くために必要な知識として、複数回にわけて西洋美術史を解説していきます。今回お話しするのは、古代ギリシアからルネサンスまでの流れです。


美術史がわかるとアートが楽しみやすくなる/現代アートも西洋美術史の延長線上にある/西洋美術史の出発地点「古代ギリシア」/ルネサンスの作家も古代ギリシアをお手本にしていた


紀元前の地中海に栄えたギリシア文明/肉体美を追い求めたギリシア美術/ミロのビーナス・サモトラケのニケなど数々の名品/今見ても驚いてしまう超絶技巧/ギリシアの文化を受け継いだ古代ローマ文明/ローマ帝国の分裂後、キリスト教会が美術の発注者(クライアント)になった/生活に余裕がないと美術は作られない/約1000年間のヘタな時代/キリスト教の物語を描いたイコン/布教用だったので、誰が描かれているかが重要だった/子どもが可愛く描かれない時代/等身のバランスもちょっと変


なぜルネサンスが起きたのか?/十字軍が起きて、ヨーロッパと中東の交流が盛んになった/十字軍の失敗でキリスト教会の影響力が落ちた/アラビアに保管されていた古代ギリシア・ローマの知識が逆流入しはじめた/東方貿易で財を築いたイタリア商人が、新たな美術のクライアントになった


ルネサンスとは、ヒューマニズム(人間らしさ)の復興運動/ルネサンスの扉を開いたジョット/少しずつ人間の表情や心情が描かれるようになる/ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロのルネサンス3大巨匠/それまでのアーティストは単なる職人だった/芸術家という新たな職業が生まれた/失われたものが復活した時代/以降はルネサンスの絵画が西洋美術のお手本にされた


■今回紹介した作品はこちら

ミロのビーナス

サモトラケのニケ

キリスト教のイコン

ジョットの聖母子像

レオナルド・ダ・ヴィンチ「受胎告知」

ミケランジェロ・ブオナローティ「ダビデ像」

サンドロ・ボティッチェリ「ヴィーナスの誕生」


■参考文献

・世界のビジネスエリートが身につける教養 西洋美術史(ダイヤモンド社・木村泰司著)

・木村泰司の西洋美術史(学研プラス・木村泰司著)

・図説 名画の歴史―鑑賞と理解完全ガイド(河出書房新社・西岡文彦著)


▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/tVTAUjro49aaMva99⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

▼Amazonのほしい物リスト(ご支援・サポートお待ちしています)

⁠⁠https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/7UGKPVNIBMTR?ref_=wl_share⁠⁠ ▼ジングル音声:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠音読さん⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

▼染谷昌宏のデザインプロダクト「sugata」⁠⁠⁠⁠⁠https://www.someya-shouten.jp/⁠⁠⁠⁠⁠

※美術ファンのゆるゆるトークですので、一部事実と異なる場合もあります。ご容赦ください!