Androidのテキスト処理を担当しているのなさんと、UnicodeやUnicode絵文字、テキスト処理の複雑さ、文字トリビアなどについて話をしました。
出演者: のな (@ttuusskk)、Rui Ueyama (@rui314)
https://turingcomplete.fm/12
ハッシュタグは#tcfmです。
TCFMはサポーターの投げ銭によって収益を上げています。このコンテンツに課金してもいいよという方はぜひクリエイター支援サイトPatreonから登録してご協力ください。
- イントロ (0:00)
- 自分の読めない言語のテキスト処理は大変 (1:28)
- MMDDYYYYとDDMMYYYYの違いによる国際化バグ (3:07)
- Left-to-right言語とright-to-left言語 (5:23)
- アラビア語と英語のハイフネーション (6:15)
- 日本語の禁則処理 (7:19)
- Android Oで絵文字の表示が最大3倍速くなった (9:12)
- 結合絵文字の規格が決まっていない状態で実装を書くのは大変 (12:23)
- 国旗の絵文字の仕組みと仕様バグ (14:49)
- ハンバーガー絵文字では肉の上にチーズが乗っているべきか (18:18)
- 絵文字はガラケー起源 (20:30)
- モヤイ像の絵文字はあるけどモアイ像の絵文字はない (23:42)
- ガラケーに存在したけどUnicodeに収録されなかった稀な絵文字 (24:52)
- 新元号の合成文字 (27:28)
- ひらがなやカタカナはもっと若いコードポイントに割り当ててくれればよかった (30:49)
- UTF-8は新世界のASCII (33:40)
- 英語はフォントの機能を比較的ふんだんに使う言語 (38:47)
- 汎用的な数式プロセッサをフォントだけで作ることができるかも? (40:40)
- Unicode規格書の紙バージョン (42:42)
- JISの幽霊文字 (43:41)
- 将棋の相手の駒の記号(上下逆の漢字)をUnicodeに追加したい (47:01)
- 100万文字は十分か (50:32)
- Unicodeの文字名称の規格バグ (52:12)
- Swiftは文字がgrapheme単位 (53:47)
- Goだとコードポイント単位 (55:21)
- ミャンマーのZawgyiフォントがUnicodeの既存の文字を勝手に使っている (57:50)
- 東アジアのコンピュータ用文字セットの歴史的経緯 (1:00:36)
- ハイフネーションは多種多様 (1:03:00)
- 最近の多言語処理はコンピュータの金字塔の一つ (1:05:38)
- Android Oでは明朝体が標準で入るかもしれない (1:09:21)
- サブピクセルレンダリング (1:15:20)
追記
- JIS委員会が何の手がかりも得られなかった文字は「妛」ではなく「彁」です。