ムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソンシリーズの2回目は、戦時中のトーベを紹介します。
25歳、第二次世界大戦が勃発/フィンランドにソ連が侵攻、からくも独立は守った/貿易をドイツに依存、フィンランド政府は協調路線に進んだ/食料は乏しく生活は困窮/街でキャンパスを広げていると「結婚して子どもを作れ」と言われる始末/平和主義者のトーベは鬱状態に、絵からは色彩を失ってしまう
戦時中も仕事を続けたトーベ/グリーティングカードやガルム誌で風刺画を手がける/粛清のリスクを負いながら、ヒトラーを批判した/「駄々をこねるヒトラー」/画家としても活動を続ける/「二次会 nachspiel」「自画像、タバコを吸う娘」「家族」
29歳で初の個展を開催、初日で10数点が売れたが1年間絵を描けなくなってしまう/生涯手放さなかったアトリエ/スナフキンのモデルになったアートス・ウィルタネンとの恋/編集者・記者であり政治家でもある男/彼の影響で文芸活動を開始/幼い頃に聞いた母のおとぎ話を思い出しながら、心の平穏を求めて書き始めた「ムーミン物語」/アートスのアドバイスがムーミン物語の出版を後押しした/ムーミン小説の第1作目「小さなトロールと大きな洪水」/アートスが世界の中心だったトーベと、向き合いたいものがたくさんあったアートス/ムーミンとスナフキンの関係に似てる/別れてからも良い友人だった2人
おじの妖怪話から生まれたムーミントロール(スノーク)/木の切り株が雪に覆われた姿をヒントに現在のムーミンが生まれた/ムーミン谷のモデルになった祖父の島と家/トーベの成長に合わせて物語のテーマが変わり、ムーミン谷の住人も変化していった/ムーミン物語は、トーベの心の写し鏡
▼参考図書
・ムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソン/トゥーラ カルヤライネン (著), セルボ 貴子 (翻訳),河出書房新社
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※美術ファンのゆるゆるトークですので、一部事実と異なる場合もあります。ご容赦ください!