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#35-4 【近代美学入門 その4】美はモノに宿るのか?人の心に発生するものなのか? 西洋の「美」の変遷

アートのミーム
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Episode • May 20, 2024 • 52m

「美学」がテーマの本シリーズ。井奥陽子さんの『近代美学入門(ちくま新書)』をもとに「アート」や「美術」といった概念の変遷を追っていきます。第4回目は「美」という概念の変遷を紹介します。


「美は人の心の中に存在する」と考えた「主観主義美学」/「美は物の中に宿る」と考えた「客観主義美学」/2000年ほど主流だった「客観主義美学」/道徳的な美しさが含まれた古代ギリシャの「カロス」という概念/マジカロス/ピタゴラスは美しさも数で表すことができると考えた/プラトンは「神は世界を想像する時に数学(幾何学)を使った」と考えた/美しさは比率で表現できる、プロポーション理論/レオナルドダヴィンチも描いた「ウィルトルウィウス人体図」


なぜ客観は主観にシェアを奪われたのか?/科学革命が「美は物の中に宿る」という価値観を育んだ/あれ?宗教の教えと現実が違うぞ/イマヌエル・カントが定義した近代的美学/美は目的や道徳から解放された/美の自律性/美は道徳や政治や社会のルールからは自由であるべきだ/芸術至上主義/僕らはいまだに近代以前のモノサシに影響されている/現代美術に古典的な美を求めると、その欲求は満たされないかもしれない/現代美術を測るモノサシが普及していないのかもしれない


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※美術ファンのゆるゆるトークですので、一部事実と異なる場合もあります。ご容赦ください!